明日を担う高校生へ将来について考える
"きっかけ"を提供する
NPO法人『カタリバ』
山内 悠太さん(NPOカタリバ 広報ファンドレイジング部 部長)
今回は、高校生の抱える悩みを
親や先生のように堅苦しいタテの関係でもなく、
友達のように同じ目線のヨコの関係でもなく、
少し年上の大学生の先輩と、“ナナメ”の関係で本音で話せる機会を創る
NPOカタリバの山内悠太さんをお招きいたしました。
冒頭で山内さんにNPOのビジョン・事業内容の
ご紹介をして頂きました。
NPOカタリバのビジョンとして
若年層が“生き抜く力”を備えるようになるために、
"学校"に"教育"を丸投げするのではなく、
あらゆる社会の構成員が教育の担い手となる社会を目指して
活動をされてこられています。
次に財団法人の調査から今の高校生に対して
「自分はダメな人間だと思うか」との質問をしたところ、
実に"65.8%"(220万人/335万人)の生徒がYESと回答したとの
高校生の厳しい現状についてお話し頂きました。
その後、VTRにてNPOカタリバの大学生ボランティアスタッフが
高校に訪問した活動をご覧頂きました。
VTRに登場したある高校の生徒は、
始めは聞く耳をもたない様子でしたが、そのうちに徐々に大学生に対して
自分から本音を話すようになっていました。
VTRの最後で高校生に何故話を聞くようになったのかとインタビューしたところ、
「自分だけが悩んでるんじゃないんだなと気付かされたから。」
と答えていました。
今まで誰にも自分の事情を話せなかった高校生に
先輩の大学生の第三者としての立場からサポートする。
そうすることで高校生に自分も頑張ろうと主体的に行動をするための
背中を押す役目をNPOカタリバさんが果たしているようでした。
また、カタリバの活動は高校生のみではなく、
大学生のスタッフにとっても役に立っているとのお話も伺いました。
カタリバの活動は大学生が主体となって企画を立てているため、
企画力、コミュニケーション力、プレゼン力の向上にも
つながっているとのこと。高校生・大学生双方にメリットが
あるという事実に意外だったとの反応を頂いた参加者もおられたようです。
質疑応答の時間でも参加者のみなさんから
活発なやりとりがありました。
次にカタリバの活動を実際に体験するワークショップを行いました。
今回は大学生の参加者の方もいらっしゃったので、
大学生と社会人の世代・価値観の異なる参加者同士で、
自身の考え・経験を語り合う場を設けました。
まずは、現在の自身の考えや過去の体験を振り返り、
ワークシートに記入を頂き、参加者のみなさんと共有をして頂きました。
社会人の参加者の方からは、
「学生の頃考えていたころを思い出し、今の社会人としての
立ち位置を振り返ることができた。」
とのご感想を頂き、
大学生の参加者からは
「仕事は責任感より使命感」という言葉をいただきました。
大それたことを、と僻まずに熱いハートを持っていること、
それをエネルギーにできる事はこれから何をやるにしても大事だなと。
今を生きつつ、成長するための機会を逃してはいけないと改めて感じました。」
との大変意識の高いご感想も頂きました。
次に大学生が自身が打ち込んでいることや失敗談を
紙芝居形式のプレゼンを行う"サンプリングシート"を作成頂き、
グループ内で共有して頂きました。
ワークショップの最後には今日の感じたことや学んだことを
主体的に行動に移せるように"約束カード"
というワークシートに参加者のみなさんの行動宣言をして頂きました。
最後に、宮城県の女川町で仮設住宅で暮らし、
勉強をするスペースのない子どもたちに
放課後の学校で勉強を教える場を提供する
「コラボ・スクール」のご紹介をVTRの映像を交えてご紹介頂きました。
ご参考)コラボ・スクール
http://www.collabo-school.net/
今回の勉強会では世代の異なる参加者同士で語り合い、
他者の生き方を知ること、自分の生き方を語ることで
過去を棚卸し、自分を振り返るのによい機会にもなったようです。
こうして勉強会は盛会のうちに終わりました。

